カテゴリ
以前の記事
2012年 03月 2012年 02月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 10月 2005年 09月 お気に入りブログ
リンク
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
日、月、火の3日間、不意にギャラリーを留守にしてしまいました。
もちろんギャラリーそのものは臨時のアルバイト君に任せていつもどおり開けていましたが、一部の出展者やお客様には、種々の連絡がうまくいかずにご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。 私事で恐縮ですが、義父が亡くなりました。梅花ほころぶ2月20日午前11時45分、享年83歳ですが、あと一と月足らずで満82歳の誕生日を迎えるところでしたし、実は4年前に同じく癌で亡くなった義母の命日を、わずかに過ぎたところでもありました。 義父はかねてより膀胱癌の診断を受けて加療中でしたが、先月の検診で癌が全身に転移していること、余命わずかであることを告げられると、「延命不要」と言い放って自ら点滴を外し、葬式も身近な家族だけでひっそりと行なうよう指示しました。 ターミナルケアの概念を築き上げたキューブラー=ロスの著に拠れば、死の宣告を受けた人間は5つの心の段階を経て諦観に至ると言いいます。それならば義父は、いつ怒りや鬱を通り過ぎたのでしょう、、、。モルヒネを打つこともせず、冷静な頭で穏やかに死を迎え入れた義父の死に様は、まるで生き埋めのまま念仏を唱える即身仏さながらに見事なものでした。 思いは飛躍するかも知れませんが、かつて古書店で見つけた俳句に激しい衝撃を受けたことを、ふと思い出します。 「綱 汚すまじく首拭く 寒の水」 察しの通り死刑囚の俳句で、この句をしたためた色紙を辞世として差し出された刑務官は、手が震えて受け取れなかったということです。もしかしたら人は正面から死と向き合うことで、引き替えに何かを手に入れるのかも知れません。 いづれ必ず訪れるもののために、まっすぐに向き合う心の準備だけはしておきたいと、強くそう思った三日間でした。 ははは、ガラに無く真面目でスマンね。、、、どうせ、お酒飲んだらすぐに忘れるんよ。
by dilmon
| 2011-02-23 15:32
| 亜蛮人
|
ファン申請 |
||