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梅雨明けの日差しが厳しさを増した中、「蓮の花を描きたい!」というカカァのワガママに…もとい。奥方の仰せに従って、琵琶湖東岸へ車を走らせました。でもいつもながら夏休みが始まると急にクルマが増えるのはどうしてなんだろ?イマドキの学生ってみんなクルマ乗ってるもんなぁ。しかも結構いいクルマ。僕は相変わらず38万円の中古車だというのに…。おかげで道路は渋滞してるし、38万円の愛車はエアコンの効きが悪いし、途中でホイルキャップが外れるし、ああ最悪だわ。
草津の烏丸半島は、周囲3kmほどの湾の半分に蓮畑が広がっています。ちょうど花が満開で、それはそれで美しいけれど、ちょっと暑苦しい感じがしますね。モネの描く涼しげな睡蓮とはだいぶ様子が違います。 それもそのはずで、蓮と睡蓮とは別物。確か睡蓮はもともとナイル川原産だったと思います。エジプトでは生命の象徴としてよくロータス文様に描かれているし、柱頭の飾りにもなってる。でもロータス文様が東の方へ伝播する途中、インダスあたりで蓮に変わったという話を読んだことがあります。睡蓮はインドにはなく、逆に蓮はインド原産で、泥の中からすっくと立ち上がって高貴な色香を漂わせることから、尊い植物としてお釈迦様の台座、蓮華になっているようです。 それにしても…。僕としては、花よりもその根っこに白い衣を着せてカラッと揚げ、辛子醤油につけてはふはふ口に入れ、ついでにちびたいビールでグビグビっと流し込みたいっ、という衝動があります。辛子蓮根を引き合いに出すまでもなく、蓮根のシャリシャリ感ってぴり辛に合うでしょ。唐辛子を効かせた蓮根キンピラもビールに最適だし、蓮根饅頭でさえわさび餡で味が引き締まる! 高校時代に習った周茂叔の漢文「愛蓮説」の中に「蓮は花の君子なるもの」という一文がありましたが、僕としては「蓮の根は辛子ぬるもの」と解釈したい!…て、こういう俗物にも、お釈迦様は蓮の池から蜘蛛の糸を垂らして救ってくれるのでしょうか? う〜む。いつまでも泥の中で救いようのない中年オヤジの哀憐について、深く深く考え込んでしまいます。 追伸 奥方は結局蓮の花の絵を描かなかった。けだるい午後の日差しを受けた花には勢いがないそうです。ああ、ジンセイのけだるい午後を迎える我々にとっては、やはり救いはビールしかないみたい。
by dilmon
| 2007-07-25 20:38
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