カテゴリ
以前の記事
2012年 03月 2012年 02月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 10月 2005年 09月 お気に入りブログ
リンク
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
絵にしろオブジェや焼き物にしろ、気に入った作家ものの作品を「欲しい!手元に置きたい!」と思ってあとさき構わず買ってしまう時があります。が!さて、この場合「気に入った」という連体修飾語はどの文節にかかるのか?作家が気に入ったのか、或いは作品が気に入ったのか? 今日も相変わらず残暑厳しい大阪の街、留守番を中室さんに頼んで僕は用事でチャリンコで走ってました。と、あるギャラリーの前で、ふと昔習った懐かしい漢文の一節が目に止まり、中に入ると書と篆刻の個展。「世ヲ挙ゲテ皆濁リ、我レ独リ清メリ。衆人皆酔ヒ、我レ独リ醒メタリ…。」ああ、屈原の楚辞だなぁと思いつつ眺めていたら、まったく僕のイメージにある屈原そのものの人(ちょっと小太りで、気苦労のせいか髪やや薄し…ゴメンナサイ)から声を掛けられてびっくり。作家さんで山本添山さんという方でした。 楚辞は、生真面目のゆえに避けられて任を解かれた屈原が、江潭を彷徨った折、年老いた漁師に「あんまり深く考えんと、ま、世間に合わせろや」と諭されるお話です。すこし山本さんにお話を伺いましたが、屈原や陶淵明、小説家の中島敦なんかを朴訥としかも熱っぽく語る姿になんだかすっかり嬉しくなってつい文鎮を一つ購入。さらに帰り道では、なんとお酒まで買ってしまったぞっ! といふ訳で炎天下の中をえっちらおっちら戻ったら、さっそく氷を入れて一口グビリ!いやはや甘露甘露。真っ昼間から衆人皆醒めて仕事をしているというのに、しばし我独酔ふ!これって自営業の漁夫の気分やんなぁ。
by dilmon
| 2007-08-21 20:26
| 亜蛮人
|
ファン申請 |
||