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次回の個展の作品をとりに大津の辻田恭子さん宅へ伺い、ふと空を見上げたら見事なニジ!しかも二つ重なってヨジ!!(ちなみに時刻はロクジでした!!!) 虹の足がくっきり見えたので、吉野弘の詩を思い出しました。うろ覚えのまんま辻田さんに教えたのですが、今探し出したので、書いてみます。 「虹の足」 吉野弘 雨があがって 雲間から乾麺みたいに真っ直ぐな 陽射しがたくさん地上に刺さり 行く手に榛名山が見えたころ 山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。 眼下にひろがる田んぼの上に 虹がそっと足を下ろしたのを! 野面にすらりと足を置いて 虹のアーチが軽やかに すっくと空に立ったのを! その虹の足の底に 小さな村といくつかの家が すっぽり抱かれて染められていたのだ。 それなのに 家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。 …おーい、君の家が虹の中にあるぞォ 乗客たちは頬を火照らせ 野面に立った虹の足に見とれた。 多分、あれはバスの中の僕らには見えて 村の人々には見えないのだ。 そんなこともあるのだろう 他人には見えて 自分には見えない幸福の中で 格別驚きもせず 幸福に生きていることが…。 ね、いいでしょう?そして、夕方の虹が消えたあと、西の空に「夕焼け」が美しかったのは、まるで話のオチをつけるような出来でしたね。吉野弘の「夕焼け」は中学校で習ったでしょ?
by dilmon
| 2007-09-06 23:21
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