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ご不満の作家さんも多いようにお聞きします。言い訳めくのもイヤだけど、たまたま昨日はいろんなギャラリーの方々に出会う事があったし、これは一応美術ファンにも報告しといた方がいいのかなぁと…。 まず中崎町の「いとへん」は前から気になっていたのですが、昨日初めてお伺いし、オーナー鰺坂さんの人柄に魅了されました。まだお若いのに(…ってか自分がもう既にトシヨリの部類やわ)、作家の表現を援助するのがギャラリーの仕事であるとしっかり捉えていらっしゃって、それを支える確かな能力を感じました。僕もギャラリーってのはアートバイヤーではなく、アートディレクターでもなく、展示会場をキチンと提供する事が基本じゃないかと思います。でも、何より彼は瞳がキラキラしてて、モノゴトを前向きに考えてらっしゃるのが素敵ですね。そこんとこは眼ドンヨリのワタクシとは確実にヘダタリがあります。 で、夜は夜で、「SOHOギャラリー」と「アトリエ輪音」の田中さんの呼びかけで、市内の新しいギャラリーオーナーが集まって、連絡会みたいなのがありました。全く初めての試みだったようで、今回はそれぞれの現状の紹介だったのですが、みなさんそれぞれに夢があり、抱える現実があり、当然ながら葛藤があり、しかしながら意地があり、それでも滲み出る人情があり…そんなものを垣間見ると、ワタクシ的には誠に大きな収穫がありました。 作家さんにもいろんな考えがあると思いますが、どうかギャラリーを美術団体のしがらみや馴れ合いで固定するのではなく、毎回の自分の表現テーマに合わせて、自分の目で選んで頂けるとありがたいです。誠に僭越ですが、作品は作家さんのものだけど、展覧会はある意味で作家さんとギャラリーとの合作かもしれませんよ。その合作に努力を惜しまないギャラリーは必ずあります。 …ン?亜蛮人では合作より凶作てかぁ…。まだまだ畑が肥えとらんてことやねぇ。
by dilmon
| 2008-01-17 20:03
| 亜蛮人
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